
バウリニューアルとは
「バウリニューアル(vow renewal)」とは、すでに結婚している夫婦が、もう一度お互いへの誓いを立て直すセレモニーのことです。法的な手続きは必要なく、形式にも決まりがありません。ふたりだけで静かに言葉を交わすものから、家族や友人を招いて改めて式を挙げるものまで、スタイルは自由です。

もともとは欧米で広がってきた文化ですが、近年は「結婚記念日」「子育てが一段落したタイミング」、コロナ禍を経て「思うような式を挙げられなかった時期を経た夫婦のやり直し」など、きっかけが多様化しながら注目を集めています。
なぜ今このトレンドが来ているのか
バウリニューアルが改めて語られるようになった背景には、結婚そのものへの向き合い方の変化があります。
かつては「一度誓ったら、それで終わり」という感覚が一般的でした。しかし今は、結婚生活そのものを”育てていくもの”として捉える夫婦が増えています。5年、10年と時間を重ねる中で、お互いの関係性も、大切にしたい価値観も少しずつ変わっていく。その変化を否定せず、むしろ「今のふたり」として改めて向き合う機会として、誓い直しが選ばれているのです。
日本にもあった、”節目にジュエリーを贈る文化” — スウィート10との違い

実は日本にも、結婚生活の節目にジュエリーを贈る文化があります。それが「スウィート10ダイヤモンド」です。結婚10周年に、感謝を込めてダイヤモンドを贈るという習慣で、多くの人にとって馴染みのある言葉ではないでしょうか。
ただ、スウィート10には「10年目」「ダイヤモンド」という、ある種の”決まりごと”があります。一方でバウリニューアルには、そうした正解がありません。節目のタイミングも、贈るものも、すべて夫婦それぞれが自由に決めることができます。
だからこそ、婚約指輪では定番のダイヤを選んだ人が、誓い直しの指輪では、自分たちらしい色を選ぶ——そんな選択肢が生まれてきます。
「あの日はダイヤを選んだ、今なら?」
婚約指輪を選ぶとき、多くの人が最終的にダイヤモンドを選びます。それは決して間違いではなく、「失敗したくない」「王道を選びたい」という気持ちが強く働く場面だからです。まだお互いのことも、これからの生活も、手探りの中で選ぶ指輪だからこそ、定番であることが安心材料になります。
けれど、誓い直しの日は違います。何年もの時間をふたりで重ねてきた今だからこそ、「自分たちらしさ」がはっきりと見えているはずです。好きな色、大切にしてきた思い出、これから描いていきたい未来——そうしたものを反映させた指輪を選べるタイミングが、バウリニューアルなのです。

サファイアが選ばれる理由
その”自分たちらしい色”として近年注目されているのが、サファイアです。

サファイアはブルーのイメージが強い石ですが、実際にはピンク、イエロー、パープルなど幅広い色のバリエーションを持ち、同じ石の中でも光の当たり方によって表情が変わるものもあります。この「ひとつとして同じ表情がない」という性質が、誓い直しという”ふたりだけのセレモニー”にふさわしいと感じる人が増えているのかもしれません。
ダイヤモンドの結婚指輪との相性もバッチリです。
その他にも店頭には常時数百点のカラーストーンが。選りすぐりの一石からデザイナーが手がけた美しいコレクションデザインを選ぶことも可能です。

婚約指輪では選ばなかった色だからこそ、そこに「あの頃とは違う、今のふたり」という意味を込めることができます。
Fujimori Tokyoでの相談・オーダーの流れ
Fujimori Tokyoは1970年創業のアトリエで、石留めを担うのは経験20年以上の職人です。既製品から選ぶのではなく、ふたりの物語に合わせて一石ずつ石を選び、リングとして仕立てていく——そうした時間のかかるものづくりを大切にしています。

制作にはデザイン等の内容が決まってから約3ヶ月をいただいています。急いで用意するものではなく、記念日に向けてふたりで石を選び、仕上がりを待つ時間そのものが、誓い直しの準備として意味を持つのではないかと考えています。
まずはご希望をお伺いさせてください。
アトリエ併設の空間でゆっくりご相談いただける空間をご準備しております。


